コーデリア・グレイ シリーズ
女には向かない職業
皮膚の下の頭蓋骨

アダム・ダルグリッシュ シリーズ
女の顔を覆え         死の味
ある殺意            策謀と欲望
不自然な死体         原罪
ナイチンゲールの屍衣    正義
黒い塔             Death in Holy Orders
わが職業は死         The Murder Room
P.D. ジェームズ (P.D. James)

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下線のないのは未読本です。







コーデリア・グレイ シリーズ

女には向かない職業 ハヤカワ・ポケットミステリ An Unsuitable Job for a Woman 1972年

おいしくない場面付き。

私立探偵業の共同経営者が突然自ら命を絶ち、22才のコーデリアは事務所をひとりで支える身となった。
閑古鳥の鳴く事務所にある日ひとりの顧客が訪れる。21才の息子が自殺した。その理由を解明して欲しいという。
1ヶ月と少し前に大学を辞め、住み込みの庭師になったばかりの青年は、小ぎれいに暮らし、自炊をしていた。コーデリアは青年の住んでいた小屋に住み込み、事件を探り始めた。ほどなく自殺説は疑わしくなり、奇妙な人間関係が明らかになってきた。

真相を解明しようとするコーデリアは、プロとはいえ素人に毛が生えたような経験値。それでも共同経営者の教えを一からさらえて行動する。そうこうするうちに読み手としてはまったく知らない故人の姿が、徐々に浮かび上がってくる。これも一種の趣きかと。
登場人物のひとりひとりを丹念に描く筆致に圧倒されました。
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お茶にパブ、地下鉄が「チューブ」。舞台にケンブリッジも登場し、とってもイギリスな雰囲気のする中、登場人物の一人がこんなことを言います。
状況:53才で初婚。相手も、相手の前の奥さんも、若いときからの知り合い。
結婚に踏み切った根拠:「一人の女性を大切にした人なら、きっと次の女性も大切にしてくれる」

また、別の人の結婚について
「金のために結婚するな。でも金のある人と結婚しろ」

妙に説得力あり。


その他の著作 (未読本)
コーデリア・グレイ シリーズ
皮膚の下の頭蓋骨 The Skull Beneath the Skin     1982年

アダム・ダルグリッシュ シリーズ
女の顔を覆え  Cover Her Face  1962年
ある殺意 A Mind to Murder               1963年
不自然な死体 Unnatural Causes              1967年
ナイチンゲールの屍衣 Shroud for a Nightingale      1971年
黒い塔 The Black Tower               1975年
わが職業は死 Death of an Expert Witness     1977年
死の味 A Taste for Death        1986年
策謀と欲望 Devices and Desires           1989年
原罪 Original Sin                   1994年
正義 A Certain Justice              1997年
Death in Holy Orders           2001年
The Murder Room        2003 年

その他
人類の子供たち  The Children of Men       1992年
罪なき血 Innocent Blood              1980年

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