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佐藤愛子

愛子とピー子の「あの世とこの世」 佐藤愛子さんとピー子の対談。


おすぎとピー子が朝のラジオにゲストで出ているときは、学校を休むほど大好きだった。
回転の速いかけあい。あけすけない兄弟げんか、映画の話より雑談に心躍らせた。
おかまは頭が良くてトークができなければなれないのだと、幼心に思い知った。

佐藤愛子さんは、遠藤周作さんが中高生時代に見かけた「背筋がぴんと張って怖そうな美人」というイメージが強く、
恐れ多くて、娘を叱り飛ばすエッセーしか読んだことがなかった。

数十年後、北海道に別荘を買って、そこで奇奇怪怪なことが起こった、それを書いた本がある、と聞いた。
この人が言っているなら本当なんだろうな、と思った。
思ったが、この人がそういう体験を書いたのならば、はんぱじゃないようで手にはとっていない。

でも、怖いもの見たさとピー子にひかれて「あの世とこの世」は購入。

印象に残っているところはあっちこっちあるのだけれど、
トップが中川昌蔵さんの引用、ってのが申し訳ない。
けれど、引用の引用をここに。
「人間は肉体の波動、精神の波動、魂の波動の三つを盛っていて、肉体の波動は健康に関係があって。精神の波動は知性、理性、人格をつくる。憎しみや不平不満や心配は魂の波動を減じさせる」
ちょっとオカルトっぽくなるけれど、もう少し続けると、
では波動を上げるためにはどうすればいい?
「人は一人では生きられない。私は生かされている―そのことを認識して、ありがとうという感謝の気持ちを表現すればいいのです。感謝することで魂の波動はあがります」

人生は修行やね、と思う半面、
人を不快にさせるということは、その人の足をひっぱることなのだなと解釈してしまいました。
超解釈?
寄宿させた人に絡みつかれる人の話もあって、(双方あちらの世の人)
「相手が生きているなら対処も楽です」という、どこかネットで見た台詞も浮かんでくる。
知らず知らず念をとばすという技もあるらしい。
周りと気持ちよく暮らす必要性をつくづく思い知る本でした。

   中川昌蔵さんの引用はこちらにも。


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